玄米 雑穀 無農薬米販売の金シャリ玄米屋が思うこと・・・
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何故金シャリ玄米屋をはじめたのか・・・
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一つには、金シャリ玄米屋が"農への情熱と誇りを心に秘めた伝承農家"と"土や農から遠ざけられた暮らしに渇望とコンプレックスを心に感じ始めた人々"との「心と食べ物の橋渡し」をするためです。
幸いなことに農を生業としている篤農家は、少数派ですがまだ健在で元気です。日々自然と向き合いながら、人間も自然の一部であることを自覚し、その土に宿る生命たちとの共生を意識している心根の優しい農家です。有機認証の制度ができ、トレーサビリティーがいろいろ取沙汰されている昨今ですが、消費者が"シール"による証しに頼りすぎると弊害が生じます。たとえば、少量多品種栽培で自らの食卓を自ら育てた自然の恵みの品々で彩る豊かさを満喫している農家は、田畑に出掛け、自然と語り合う時間こそが命です。その命の時間を削ってまで、証明のための書類作りに追われるのは本末転倒になるおそれがあるからです。
金シャリ玄米屋は、東京の下町"入谷"で100年以上も米屋を営んできた金澤米店が責任を持つインターネット専門の店です。金澤米店は、15年前から取り扱うお米の全量を"誇りを持って農に励んでいるこだわり農家"直送のお米で営んできました。こだわり農家のパートナーと位置付けて、その農家の思いと姿を伝えながら売るという姿勢に徹してきたのです。しかし、店頭に並べられるお米の種類は床面積のスペース面での制約があり、せいぜい二十数種類が限度です。それぞれの農家のお米にファンがいて、その分を確保するとおのずから販売数量には限りがあります。しかし、幸せなことに、現在お付き合いがある農家のほかにも、今までに出逢いがあり、その人のお米を売ってみたいと思うような、気脈が通じ合い、価値観を共有できる魅力ある農家は全国にまだまだ綺羅星のごとくいるのです。その人たちの情熱と心のこもったお米を、その価値を理解してくれる全国のお米好きの人たちに紹介し食べていただく機会を拡げるために、金シャリ玄米屋を立ち上げたのです。
金シャリ玄米屋は店頭にはない、全国のお米を紹介し、また食べ比べを提案していきます。
二つには、お米の未知の魅力に、より多くの人に出逢っていただきたいと考えているからです。「お米ワールド」って実は、とてつもなく広くて深いのです。たとえば、ふつう「お米」と総称して呼ばれていますが「コメ」と「御飯」は違います。御飯は炊飯したお米のことです。同じお米でも炊き方つまり人のかかわり方で、かなり異なった仕上がりになるのは、皆さんご存知のとおりです。「だから面白い」と思う人と「だから面倒くさい」と思う人といると思います。
金シャリ玄米屋は「だから面白い」派の人たちのためのお米の未知の魅力紹介のサイトです。でも、「だから面倒くさい」派の人たちにも、その面白さに気づいていただけるように日々精進努力していくつもりです。面倒だけど成果が上がるとやりがいを感じて面白くなっていくのも人間だからです。炊き比べ、食べ比べて、多彩に比べながら「お米ワールド」を深めるという"人手間かける"という、便利さを追いかけるだけでなく手間を楽しむことに幸せを見つけて欲しいという願いをこめたサイトなのです。
さらにいえば、金シャリ玄米屋というネーミングでおわかりのように、銀シャリ派の人たちにも生命力溢れる金シャリの美味しさや味わいに触れて、楽しんでいただきたいという願いも抱いています。
手間をかけることの意味とは?
手間をかけることは、田畑でも台所でも同じで、食べ物と人への愛情をこめることとなり、心に愛着を育みます。手抜きをしないという中での新しい出逢いや発見や充実感は、手間を厭わなかった人のみが得られる特権なのですね。
三つめは、人の味覚はその人の好みによって、かなり美味しさの感じ方が異なるというのは、何となく気付いていらっしゃる方が多いと思います。「味覚」といっても、実は"五感"嗅覚・視覚・触覚・聴覚のトータルで食べていますし、一人ひとりの身体の中から求めてくるものも異なるはずですから。年齢によっても好みが変化しますし、労働量や労働環境によっても、外気の寒暖の変化によっても、感じ方は様々変化します。でも、自分の好みは見つけられるし、好みの変化を楽しむことが出来ます。瑞穂の国の一人ひとりに、まさにオンリーワンのお米の味わいワールドを耕し育て上げていって欲しいという願いを込めて立ち上げたサイトなのです。
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金シャリ玄米屋が提案するお米ワールド
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お米ワールドへの入口として、いろいろな入口の"始めの一歩"を用意していこうと思います。あなたが今一番関心のある食べ比べの入口から入ってみてください。
まずは、いくつかのタイプの"お米の食べ比べ"のセット提案をさせていただきます。比べることで、必ず新しい発見があるからです。
なぜ2.3kg×3袋のセットなのか?という疑問を素朴に感じる方もいらっしゃると思います。その理由は、どこにでもあるお米ではなく、こだわり栽培の数量が限られたお米だからです。たとえば、30kgしかない場合、10kgづつでは3人しか味わうことが出来ませんが、2.3kgづつでしたら、13人が味わうことが出来ます。一人でも多くの人に、その味わいを体験していただきたいからです。では、なぜ2.3kgなのかというと、ほぼ16合のお米の重さだからです。お米は水加減でかなり食感が異なりますので、何回か炊き比べないと本当の味わいや自分の好みの味わいに出逢えないからで、16合あれば、何回かの炊き比べが可能な分量だからです。最後に、セットで提案している理由ですが、人はだれでも、新しいものには不安を感じてしまい、ついついいつもと同じという選択をしてしまう傾向をもっています。金澤米店での15年にわたる、店頭でのフレッシュ精米・対面販売の経験から、多くのお客様が"お米ワールドの新しい発見"の感激・感動を語られた実績を生かして、特長のある食べ比べという観点から選択して、多彩な三種セットの組み合わせで提案させていただきます。
精米機は、タイワ精機の『CA-50』を使用、1kgから稼動して無残米という性能と分づき米の微調整を実現した精米機であること、さらには、タイワ精機の先代の高井社長とは、有機栽培米の田圃の見学会でお会いしてその人柄に信頼感をもっていること、現在の高井社長とは、十数年にわたるお付き合いの仲で、お米への情熱と価値観を共有しているという安心感があること、無農薬栽培を自社の実験圃場で研究して、人と環境に優しい栽培法の普及に貢献しようという情熱への共感がその理由です。
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お米の価格って?
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お米の価格は、意外と意識していない人が多いようです。つまり財布から出て行くときのお札の枚数で感覚的にしかとらえていないのです。でも、お米って、野菜と異なり、毎日買う人は皆無でしょう?大体、月に一回とか二回、多い人で三回という人が大半ですよね。お米も生ものであり、生鮮品なのですが、日持ちがするのでそういう買い方になっているのです。
さて、お米はそのままでは食べられませんから、炊飯※して御飯にして食べます。そこで皆さんに質問です。では、あなたの食べている御飯茶碗一杯のお米の価格はいくらですか?そんな計算したことがなかったという人は、以下のような計算をしてみてください。毎回二合炊いている場合なら、二合分の御飯が茶碗何杯分になるか、盛って測ってみてください。男用の大きな茶碗なら4杯、女性用の小さめの茶碗なら、6杯くらいでしょうか?
ということは、一合のお米は、2杯~3杯の御飯になります。
そこで価格なのですが、5kg3000円のお米を食べている人なら、1kgの値段は、3000÷5=600円です。1kgのお米は、ほぼ7合分の量がありますから、大きな茶碗換算で、2杯×7合=14杯です。600÷14=約42.8円です。小さな茶碗換算なら、600÷21=28.5円です。
以下に、茶碗1杯換算のお米の価格の早見表を掲載しておきます。 |
| 大きな茶碗 | 小さな茶碗 |
1kg 300円 | 21.4円 | 14.3円 |
1kg 350円 | 25.0円 | 16.7円 |
1kg 400円 | 28.6円 | 19.0円 |
1kg 450円 | 32.1円 | 21.4円 |
1kg 500円 | 35.7円 | 23.8円 |
1kg 550円 | 39.3円 | 26.2円 |
1kg 600円 | 42.9円 | 28.6円 |
1kg 650円 | 46.2円 | 30.9円 |
1kg 700円 | 50.0円 | 33.3円 |
1kg 750円 | 53.6円 | 35.7円 |
1kg 850円 | 60.7円 | 40.5円 |
1kg 900円 | 64.2円 | 42.9円 |
1kg1000円 | 71.4円 | 47.6円 |
1kg1100円 | 78.6円 | 52.4円 |
1kg1200円 | 85.7円 | 57.1円 |
1kg1300円 | 92.9円 | 61.9円 |
1kg1400円 | 100.0円 | 66.7円 |
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他の食材や食品の価格を思い浮かべるとき、お米の価格は、お米の食卓上で果たしている重みに対して、際立った安さであることに気がついていただければ嬉しいです。
大切なことは、"御飯が美味しければ、食事全体の満足度は高い"という事実です。
あるお母さんは言いました。「子どもにおかず食いになられたら、食費はいくらあっても足りないわよ。だから、お米は美味しいお米にしてるのよ。」瑞穂の国の賢い母の一言です。
炊飯の技術もこだわりだせば、とても深いものがあるのですが、一般に炊飯器や土鍋なども格段によいものが出回っていますから、他の食材の和食の板前さんや洋食のシェフの腕のような技はなくても、横着をせずに、洗い・浸漬・水加減・蒸らしなどを基本に忠実にやりさえすれば美味しく炊き上げることはできます。 |
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